おとめちっくBank in 静岡市民文化会館 ファイナル

以前この会場でなっちのライヴが行われたのは、
あなた色プレミアムの時で、自分が参加したライヴの中では
最も盛り上がりに欠けたライヴであったと記憶しています。
その事を静岡って土地柄のせいだと書きました所、
静岡在住の某課長さん(wに怒られたもんだ(爆)。


それだけに大切な千秋楽が同会場である静岡市民文化会館ってのは
正直どうなんよ?大丈夫なん?って気持ちが強かった。


今回はさ、千秋楽なんだけど、なんか悲壮感とかはなく、
千秋楽なんだし、最高のライヴにしたいなって気持ちのが強かった。
なんでだろうね。
24カラットツアーの時は本当に千秋楽を迎えてしまうのが嫌で嫌でしょうがなかったんだけど。
なんとなく自分の中では答えが見えているんだけど、
これについてはまた後日(爆)。



そんな気持ちを持ったままいよいよおとめちっくBankの千秋楽が始まった。
一曲目、『F.O』のイントロが流れ始めた。
会場は異様な盛り上がりを見せ、なっちからもいつもとは違った雰囲気を感じた。
そんななっちに乗せられるように自分の中の気持ちもどんどん盛り上がっていくのが分かった。



『夕暮れ作戦会議』
今回ファイナル企画としてこの曲の時にサイリウム企画が用意された。
ステージの照明に合わせ、サイリウムの色を、オレンジ→青→オレンジと変化させてくってもの。


千秋楽でサイリウム企画が立てられるのはもうお約束になってるし、
今更企画に対して反対だとか言う事も無いし、
24カラットの千秋楽でなっちがあれだけ喜んでくれたんだし、
これからも続けてくべきだと思うけど、
この曲で、しかも色を変化させるなんて事が果たして可能なのか?
企画自体今回どれぐらい浸透しているのか?
失敗するぐらいならやらない方がいいと思うし、
正直見苦しい事になるのは明白である。


しかしネットの力というのは素晴らしいもので、ほぼ完璧に
オレンジ→青→オレンジというかなり難易度の高いと思われた企画を見事に成功させたのである。
数本違う色を上げてる人も見受けられたけど、殆ど気にならない程度。
今回一階席の一番後ろから見ていたから、その変貌ぶりが物凄く分かった。
これを真ん中とか前の方で見ればそこまでの感動は分からなかったと思う。
FCで申し込んだチケが一番後ろであった事で、
ぐわっ!とか思ったりもしたけど、今は一番後ろから見る事が出来て本当に良かったと思える。
途中なっちも感動で少し歌に詰まったりもしたけど、
それだけなっちが喜んでくれたんだし、あの瞬間は会場全てが一つになったと思います。



おとめちっくBank
今回なっちからのお預けは、
「好きな人に対してついつい嫌いと言ってしまう気持ち」でした。
う〜ん、正に乙女ちっくですね。
いつか自分もなっちに嫌いと言ってもらいたいもんだ(爆)。



最後の『腕組んで帰りたい』の後、なっちのMCがありました。
あまりの衝撃と感動できっちりとは覚えきれていませんが、
今回のツアーはなっちにとって特別なツアーであって、
毎回心にムチ打ってがんばってきたと涙ながらに話してくれました。


この話を聞いた瞬間自然と涙が溢れてきた。
今回のツアーでなっちから同様な話が出た事、感じた事はいくつかありましたが、
ここまでストレートに気持ちをぶつけてきてくれた事はありませんでしたので、
自分の中での憶測となっちの本当の気持ちが結びついたような気がした。


大宮公演の後、この事については少し触れましたが、
やっぱりなっちは常に不安を抱えているんですね・・。
なっちの最大の夢は、唄うこと(=伝える事)である事はファンなら誰でも知ってる事ですが、
こうやってツアーを行い続け、それが毎回満席ではないにしても成功している事によって、
どこか軽視していた部分があったんじゃないかな。ファンがね。
少なくとも自分はそうだったかもしれない。


なっちは本当に弱い娘なんだ。
いつも笑顔で励ましてくれるなっちを見ていたら、その部分も忘れかけていた。
そう、あの笑顔の裏側には血の滲むような努力がある事を忘れてはならない。
今回のツアーではその辺りの事が鮮明に伝わってきた。
なっちがこれ程危機感を抱いていたとは考えられなかった。
いや、苦しいのは苦しいってのは分かっていたけど、
どこかなっちなら大丈夫って気持ちがあった。


なっちに甘えすぎていたのかもしれない。
これからは少しでもなっちの不安を取り除けるよう
自分に何か出来る事があればそれを実践して行きたいと思います。



毎回ライヴの最後に「なっち最高!」ってのがありましたが、
自分は24カラットの千秋楽で初めてこれを実践してみたんです。
毎回やるのはなんか違う気がしていましたので。
でも実際やってみるとなんかいいなって思え、
今回のツアーの序盤では実践していました。
が、これってなっちのライブだけじゃなく他のメンバーのライブでもやってるってのを聞き、
うーん、どうなんかな、やっぱ毎回やるのは・・
とか思ってしまうようになり、またやんなくなったんですね。


しかしこれは間違いだった。
なっちは舞台袖でこの声援を聞き喜んでくれていたんですね。
そうだ、これも分かっていたはずなのに、結局自分は自分の気持ちを優先してしまい、
間違った道を進んでいた。
これからは毎回やろうと思います。
それでなっちが喜んでくれて、なっちの不安を少しでも取り除く事が出来るのなら。



ライヴの最後、なっちから「みんなの事が大嫌い!」と。
一番最後になっちの乙女な気持ちで終わる事が出来ました。
なっち本当にありがとう。
僕は乙女ではないので、なっちの事を嫌いとは言えないけど、
自分はなっちの事が大好きです。
これからもなっちの事を心底応援します。


静岡市民文化会館、今回のライヴが始まる前までは最初の方にも書いた通り、
どうなんよ?って思ってましたが、
なっちからの言葉でもあった通り、過去最高のライヴであったと思います。
盛り上がりだけじゃなく、参加したファンの姿勢とかも含めてね。



最後にこれだけはどうしても千秋楽が終わった後に書きたかった事がある。
中盤のMCでなっちは2ndアルバム「染みわたる想い」について語ってくれる場面があります。
そこではなっちから今回のアルバム製作に対してどれ程強い気持ちで挑んだ事か、
どれ程気合が入っていた事かが伝わってきます。
そうですよね、今回のアルバムってなっちにとって初の完全オリジナルアルバムな訳ですから、
本当の意味でなっちのソロ活動ってのはここから始まったのかもしれない。
だからこそこのタイトルに決まったのかもしれないし、
なっちもこのアルバムに対しては特別な想いがあったと思う。
それなのに自分は発売当初、実際ライヴで曲を聴くまで少し否定的な気持ちでいました。
その事も少しだけ以前書いたと思います。
自分は本当に最低のファンだ。
このMCを聞く度に毎回なっちに対して申し訳ない気持ちで一杯でした。


勿論今は全ての楽曲に対して最高の気持ちを持っている。
しかし時既に遅しってやつなんですね。
なっちの想いを感じ取る事が出来なかった自分が情けないですし、
そんな自分は本当に嫌で嫌でしかたがない。
なっち、本当にごめんなさい。
今更だと思うけど、2ndアルバム「染みわたる想い」は最高のアルバムです。
ここまで素晴らしいアルバムを届けてくれて本当にありがとうございます。



まだ発表はされていないけど、秋のツアーもあると信じ、
今からとても楽しみにしています。
一つでも空席を埋める事と、なっちに声援を送る事でなっちの不安を取り除けるよう
参加出来る公演は参加したいと思います。
なっちありがとう。そしてこれからも応援し続けます。