ファンとしてのあるべき姿

俺ってほんとになっちファンなの?
実はそう装ってるだけじゃないのか?


今まではなっちを応援する気持ち、好きである気持ちは
絶対に誰にも負けてないという自信があった。
だって一人の人をこれだけ好きになれる人っていないと思うし。


しかし、今日の倉敷でのライブに参加してその自信は全く無くなってしまった。


このライブに参加するのは本当に悩んだ。
なっちファンと名乗るようになって初めての最前列での観戦。
以前にも書いた通り自分はそれ程最前列から観戦したいという気持ちは無かったんですね。
勿論一度はって気持ちはありましたけど、
最前列の空間に足を踏み入れる事が怖かったんですね。
幸か不幸か今回申し込んだチケットは最前列。
今回は不参加で。そう考えていた時期もあった。
そのチケットを友人のなっちファンの方に譲ろうともした。
しかし、その方を含め、知り合いの方からは絶対にお前が行くべきだと強く説得され
もう一度考えて、考えてようやく参加する決心をしたんですね。
それだけ自分にとってその空間に足を踏み入れる事は悩むべき事だったんです。


決心したからには絶対に棒立ちだけは避けよう。そう心に誓ってました。
だって、なっちがあれだけのパフォーマンスを披露してくれ、
参加している人全てを楽しませてくれようとしてくれているのに対して
棒立ちなんて絶対にしてはいけない事だと思っていますので。
それに棒立ちしている人を見たなっちだって嬉しくない事だと思いますしね。



実際最前列の座席に座ってみました。



…近い。
この距離はありえない。今すぐ逃げ出したい気持ちで一杯でした。
しかしここで逃げてしまっては自分を説得してくれた方々を裏切る事になりますし、
ファンとしてここで逃げてしまってはいけないと思い、
なんとか踏ん張って開演を待ちました。
この時緊張感は最高潮でしたね。
もう何も考えられない。ただひたすら緊張。


そしていよいよ開演。
恋のテレフォンゴールのイントロが流れ、舞台の幕が降りました。
ちょうどこれと同時ぐらいに自分の緊張も不思議と無くなったんですね。
しかし体が硬直。金縛りにあったかのように全く動けなくなってしまったんです。
頭ではいつものように動かなければと思っていたんですけど、
体が全く言う事をきかない。



今回自分が観戦していた席は舞台を見て、センターから少し左側だったんですね。
だからなっちが左側に来た時はちょうど自分の目の前に来るんです。
もうね、何がなんだか分からなくなった。
実際ライブに関しては殆ど何も覚えて無い。
只一つ覚えている事はなっちが綺麗だった事。
ひたすらに綺麗だった。この事をどう表現したらいいのか分からないけど、
今まで自分がテレビやライブで見てきたなっちとは明らかに違った。


気が付けば最初のMCになっていた。そんな感じだったんですね。
ここでなっちの話を聞いてると少し体の硬直がとけてきたように感じました。
次のメドレーからようやく手拍子が出来るようになり、
サイリウムを振る事が出来るようになりました。


しかしこれ以上の事はライブ終了まで何も出来ないままでした。



俺は最低だ。始まる前までこれだけは絶対にしてはいけないと考えていた事を
そのままやってしまった。
なっちにも絶対不快感を与えてしまったに違いない。
本当になっちごめん。
やっぱり自分ごときがあの空間に行くべきでは無かったんだね。
なっちは最高のパフォーマンスを披露してくれているのに対して
自分は何も答えられなかった。
本当のファンならどの席にいようとも答える事が出来るはず。
それが出来なかった自分はきっとファンでもなんでもないんだな。
そんな自分がこれから先もなっちのライブに参加していいのだろうか。
なっちの事をこうやって書き込みし続けていいのだろうか。


今は全ての自信を失ってしまった。
次は横浜のライブに参加しようと考えていたけど、
自分なんかは行かない方がいいのかもしれない。