なっちとモーニング娘。

当時自分は日本の音楽に全く興味がなく、
洋楽のロックやメタルやヒュージョン等ばかり聴いていました。
唯一見ていた歌番組がHEY×3だったんですよね〜。
何故HEY×3だけ見てたかと言うと、ダウンタウン目的だったんですよね。
番組は録画してトークの部分だけ見て歌の部分は早送り、そんな見方をしていました。

で、ある日のHEY×3に「モーニング娘。」という名のグループが出演しました。
当然ながらASAYANは全く見てなかったし、興味も無かったので、
どういういきさつでこのグループがデビューしたのかなんて全く知りませんでした。
でも、このグループ名だけは何故か印象に残りましたね。
あとは、ああ、こんな奴等すぐ消えるだろうという印象でしたかね。


月日は流れ、HEY×3以外の番組で自分が娘。と再会したのが、ASAYANです。
興味が無いとか言いながら何故この番組を見たのかは自分でもよく分からないのですけど、
ただなんとなく、そんな感じですかね。
この時放送されていたのが、3期オーディションでした。
そうです、ごっちんの時ですね。


当時の自分の娘。に対する評価は、ただのアイドルグループ。
そのアイドルグループに入るオーディションかあ。
こんなの放送して、ほんとくだらねー番組だなあとか思って見ていたんですけど、
それでもなんか見ていて、企画として面白いなあと思い始め、
この番組を見るようになりました。

モーニング娘。ってこんなにがんばってたんだ。
この頃初めて娘。に対して違う感情が芽生え始めた頃かな。
で、メンバー一人一人を見ていくうちに、一人の子に注目するようになっていた自分がいました。
名前も知らない子でしたけど、何故かその子には魅き込まれるような感覚になり、
気が付けばその子中心に娘。を見るようになっていました。

その子がなっちだったんですね。


でも当時の自分は洋楽右翼な傾向があり、
日本人アーティストを応援する、ましてやアイドルを応援するなんて
自分自身嫌だという感情があり、
素直にその気持ちを表現する事はしなかったんです。


で、ごっちんが加わり新たなモーニング娘。が誕生し、
『ラブマシーン』が発売され、
次の娘。の動きとして、新たなユニット(プッチモニ)が発表される事になりました。

当時何故なっちがユニットに入ってないのか理解出来なく、
今度発表されるユニットには絶対なっちは入ってるんだろうなと思っていましたが、
発表されたメンバーの中になっちの名前はありませんでした。

この時つんくさんからなっちは娘。の顔との言葉があり、
なっちがユニットに入っていない事を妙に納得した記憶があります。


でさ、裕ちゃん、タンポポプッチモニと活動する中なっちだけ活動がなく、
一人で娘。を守るという立場になり、
ニューヨークへ修行の旅へ出ましたよね。

このニューヨークが自分として、稲妻が走った瞬間でした。
まだ心のどこかに娘。はただのアイドルという気持ちがあり、
なっちのニューヨーク修行といっても半分遊びみたいなもんなんやろなと思っていたんですけど、
そこには自分が想像していた世界とは全く違う世界が存在していました。

ボイスレッスン、ダンスレッスンそして大道芸の修行。
どのなっちも凄く真剣で、全く手を抜いてるとは思えませんでした。

ここで一つの疑問が出ました。
何故この子はこんなにも真剣に取り組んでるんだろう?
どうせ遊びやねんから適当でええやん。

でも、その真剣に取り組むなっちに益々魅かれていき、
すっかりなっちファンになっている自分がいました。

で、なっちを中心にだけど、モーニング娘。にも興味を持つようになり、
モーヲタとまでは言わないにしても、ファンにはなっていましたね。


月日は流れ、4期オーディション、ごっちんソロ、裕ちゃん卒業、
…っと待った!
ごっちんソロ、これが自分にとって初めてメンバーに対して不満を持った時でしたね。

当然次に娘。からソロ活動を開始するのは、なっちだとばかり思っており、
ユニットにも参加していませんでしたし、ソロ曲『トウモロコシと空と風』も発表されましたので、
タイミング的にも流れ的にもなっち以外ありえないと思っていた所に、
後から入ってきたごっちんのソロ発表。
ありえね〜。なんやねんそれ!なっちを差し置いてなんでお前がソロやねん!
完全な逆恨みですけど、自分の感情を抑える事は出来ませんでしたね。


裕ちゃんの卒業ですけど、これはほんとショックでしたね。
自分的にってか、だいたいの人がそうだったかもしれませんけど、
娘。を表舞台で支えているのはなっちであり、言い方悪いかもしれませんけど、
裏で娘。を支えてくれていたのが裕ちゃんだったと思うんですよね。
なっちも裕ちゃんにはほんとべったりでしたし、
姉と妹みたいな感じでしたよね。

その裕ちゃんが卒業する。
裕ちゃんは卒業し、芸能界も引退し、裕ちゃんのいなくなった娘。はこのまま解散…
最悪の結果ですけど、自分はそう考えちゃったんですね。


裕ちゃん卒業後発売された『ザ☆ピ〜ス』
この曲を初めて聴いたのがやぐのオールナイトだったかな。
衝撃でしたね〜。
行ける!裕ちゃんがいなくなった娘。がどうなるかほんと心配でしたけど、
これだけの事が出来るならまだまだ娘。は安泰だ。

そう思った頃に5期メンバーの発表が・・


この発表が自分の娘。を見るスタイルが大きく変わった瞬間だったと思います。
『ピ〜ス』の発売でたとえ裕ちゃんが卒業してしまっても
娘。は9人でモーニング娘。だと思ってた矢先でしたからね。
しかも加入したのが4人。
当時では最大の13人体制。

こんなの娘。じゃねー!誰やねんこの4人は!!
この時完全に娘。という枠・・と言う言い方は適切じゃないかもしれないけど、
とにかくさ、自分はこの事がきっかけでモーニング娘。ファンではなく、
完全に“なっち+モーニング娘。”って見方に変わったんですね。

なっちの娘。卒業、ソロ活動を特に強く願うようになったのもこの頃かな。


6期加入ってのはつい最近の事のようだけど、
この時は完全に娘。から離れようと思いましたね。
なっちがいるにも関わらず一瞬そう思いました。

でもなっちがいる限り娘。から離れる事は出来ないし、ありえないんですけどね。


そして、なっちのソロ、卒業発表。

今まではさ、なっちの卒業を推進する気持ちが大きかったんだけど、
いざ発表されるとさ、微妙な気持ちになってしまうんですよね。
じゃあ今まで言ってきた事は嘘なのかってなっちゃいますけど、
別にそうじゃないんです。
勿論なっちのソロは応援しまくりですけど、
最近特に年上メンバーと年下メンバーって区切りが出来てきたじゃないですか。
そういうのもあってか、自分としては年上メンバーを応援したいって気持ちが大きくなってきてたんですよね。


あとはメンバーとの絡みですね。
特になちまりの絡みが見れなくなるのが寂しくてしょうがないです。

自分は娘。が出る番組で一番楽しみにし、見たいと思っているのがなっちとやぐの絡みだったのかもしれない。
なっちにしてもやぐにしても当然他のメンバーとの絡みってのもありますけど、
なっちとやぐ、この二人が絡んだ時がお互い最も楽しそうに見えますし、
最も輝いて見えるんですよね。
他のメンバーの時も楽しそうに見えますし、輝いて見えるんですけど、
違うねん!やっぱなちまりこそ最強やねん!!


今後なっちはソロへの道を。
やぐは娘。の中心メンバーとしての道を。

これからお互い歩む道は別々になってしまうけど、
心の道は常に一緒だと思うんですよね。
・・って、なんか何言ってんだかわかんなくなってきたけど、
ほんとに寂しい。この二人が離れ離れになってしまう事が。


表面(TV)上では一緒にる二人を見る事は少なくなってしまうけど、
お互いの心は常に繋がってるし、
今後やぐもソロへの道というのが用意されていると思いますし、
もしかしたらなちまりとしてのユニットなんてのも限定とかで実現する日もあるかもしれない。


先の事はどうなるのかなんてまだ分からないけど、
今後なちまりの絡みには今まで以上に注目したいですし、テレビに噛り付きます(爆)。

まあ、ハロモニ。でなっちが司会を続ける限りまだまだ安心なんですけどね。



明日はなっちの卒業の日ですね。
卒業の発表があってから、もう半年以上経つのに、なんかつい先日のような気がします。
まだまだ先の事だと思ってたんですけど、残す時間はあと僅か。

今日も横浜アリーナではライブが行われているんですね。
今、この瞬間ってのをなっちはすごく大切に、そして楽しんでると思います。
ですので、なっちの卒業式には涙は不要だと思いますし、
なっちの代名詞でもある、「笑顔」で見送りたいって気持ちもあるんですけど、
どうかなあ。自分は多分それは無理っぽそうなんですけど、
それでも努力はするつもりです。


モーニング娘。としてのなっちは明日が最後の日になりますけど、
今後は一個人の安倍なつみとしての活動が始まります。
今はやぐの事を覗けばすごく前向きに捉えています。
ミュージカルやアルバムなんかを聴いたりするとその気持ちは益々高まってくるんですよね。


明日はなっちのモーニング娘。卒業式をしっかりとこの目に焼き付けてきたいと思います。
なっちの娘。としての活動の総決算でもある訳ですしね。

今後の事ですけど、自分はやっぱり娘。から離れる事は無いかな。
番組は勿論見ますし、ライブにも参加出来る時は参加したいと思います。
でもライブは親子席でいいかな。
そんな感じかな〜。



最後になっちへ。

今の自分があるのはなっちのおかげなのは言うまでもなく、
なっちと出会えたおかげでモーニング娘。という素晴らしいグループにも出会える事が出来た。
なっちと出会え、僕の人生は大きく変わった。
毎日が本当に楽しいし、何をするにしてもなっちもがんばってるんだから、
僕もなっちに負けないぐらいがんばらないとって思えるしね。

きっとなっちに出会えてなかったらこんな気持ちにはなってなかったと思う。
元々僕は荒んだ生活をしていたし、
何をやっても中途半端だったし、只なんとなく生きてるって感じだったんだ。
明日死んだとしても別にえっか、みたいに思ってた時期もあった。


でも今は違う。
なっちの為に生きたいし、なっちの事をもっともっと見続けて行きたい。


先日職場の同僚にこんな事を言われたんだ。
その日は仕事が早く終わって、その同僚と帰路を共にしたんだけど、
彼はこういう事を言ったんだ。

「早く帰ってもやる事無い」

彼は僕の事をなっちの夫(ファン)だって事を知らないし、
こうやって書き込みしてる事なんて想像もしてない。
彼は帰ってやる事が無くても僕にはこうやってなっちに対して気持ちをぶつける事があるし、
なっちが出演した番組を見たり、
ヲタ友と電話やメールとかやる事が結構ある。

どうだろ?
きっと彼の場合は普通の人の人生なんだと思う。
でも僕は違う。
僕にはなっちがいるし、なっちを通じて多くの友も出来た。
少なくとも僕は彼より充実した人生を送っていると思うし、
毎日を楽しく過ごしていると思う。

世間ではモーヲタに対してあまりいいイメージを持ってる人って少ないと思うけど、
果たしてそう思ってる人達の人生ってモーヲタの人生より充実してるのだろうか?楽しんでいるのだろうか?
それは人それぞれなのかもしれないけど、
少なくとも世間の多くの人ってのは、僕の同僚と同じなんじゃないかと思う。

だからと言ってモーヲタが最高の人生だとは言わないけど、
少なくとも普通の生活を送っている人達よりかは充実した日々を送れていると思う。


なっち、今まで本当にありがとう。
・・って、これじゃあなんかお別れの言葉みたいだけど、
なっちには本当に感謝してもしきれないぐらいの気持ちで一杯です。
これからはなっちが夢見たソロへの道を歩む事になり、
なっち自身も楽しみで、期待感一杯だと思います。
そんななっちの夢をこれからも僕は応援し続けます。


明日は最高の一日になりますように。